🔎 失敗しない仕事選び
「ブラック企業」のサイン10選
求人票・面接の違和感を見抜く
📖 6分で読める📅 2026-04-25
「え!?残業代がまったく支払われていないんだけど」
ベトナム出身のMinhさん(26歳)が、初任給の明細を見た夜に母国の友人へ送ったメッセージです。2023年7月に入社した東京の食品加工会社のことでした。
求人票には「アットホームな職場」「やる気重視!成長できる環境」と書かれていました。入社初日、先輩社員にこう言われました。「うちは家族みたいな会社だから。残業も助け合いだよ。」Minhさんは微笑んで頷きました。
その言葉の本当の意味を、翌月の給与明細を見たときに理解しました。「みなし残業45時間込み」という一行があるだけで、追加の支払いはゼロでした。実際の残業は月80時間を超えていました。
4ヶ月後、Minhさんは仕事中に倒れました。有給は「取れる空気ではなかった」と後に話してくれました。日本に来た目的も、家族への仕送りの目標も、4ヶ月で全部が崩れていきました。
この職場には、最初から10個のサインが出ていました。Minhさんが求人票を読む段階で気づけていれば、防げた経験でした。
仕事を探しているなら——以下のリストを必ずチェックしてみてください。
01.求人票が「アットホーム」「やる気重視」だらけ
数字や制度で語れない会社が使う常套句です。「残業時間は月平均何時間ですか」と数字で聞いてみましょう。答えられなければ赤信号。
02.給与に「みなし残業◯時間込み」と書いてある
45時間超のみなしは要注意。「基本給はいくらですか?残業代は別途出ますか?」と分けて必ず確認することが大切です。
03.残業時間を聞いたら「波がある」「人それぞれ」と濁す
正直に答えられる会社は数字で答えます。「月平均○時間です」と言えない会社は、管理できていないか、隠しています。
04.試用期間が3ヶ月超、かつ給与が大幅に低い
試用期間は最長3ヶ月が一般的。それ以上を理由に低賃金を続ける場合は要警戒。試用期間中の社会保険加入も必ず確認しましょう。
05.求人がいつも掲載されている(年中募集している)
人がすぐ辞めているサインです。Indeed・求人ボックスで同社の掲載歴を確認できる場合があります。
06.内定後すぐに「契約書なしで来週から来てほしい」と言われる
雇用契約書は入社前に受け取る権利があります。口約束で働き始めると、後から「言っていない」と言われても証拠が残りません。
07.「有給は入社1年後から」と言われる
法律では入社6ヶ月後に10日付与されます。「1年後から」は違法です。有給を「取りにくい雰囲気」にする会社も赤信号。
08.社員が極端に若い(30代以上がほぼいない)
長期在籍者がいない職場は、誰も長く続けられない環境のサインです。可能なら30代以上の社員に話を聞いてみましょう。
09.「ビザの手続きは入社してから一緒に考えましょう」と言われる
本来は採用が決まった時点から準備を始めるものです。「後で」を繰り返す会社はビザ更新に非協力的になりやすいです。
10.OpenWork・Glassdoor・Indeed口コミで★2以下が複数サイトで並ぶ
1サイトだけなら偏りもありますが、複数で同じ評価なら信頼できます。「残業」「給与」「ハラスメント」で検索してみましょう。
Minhさんはその後、グロジョブに登録して転職しました。今は残業代もきちんと払われ、有給も取れる職場で働いています。グロジョブの掲載企業はコンプライアンス確認済みです。「アットホーム」という言葉で誤魔化す会社は登録できません。