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派遣・直雇用・業務委託の違いと選び方

3つの働き方の本質的な差を知っておく

📖 6分で読める📅 2026-04-26
派遣・直雇用・業務委託の違いと選び方

「会社に便利に使われているだけなんだろうか」

ミャンマー・ヤンゴン出身のマーさん(27歳)が、そう思うようになったのは、働き始めて3ヶ月が経った頃でした。

毎朝、電車で45分かけて通う工場の入り口には「A株式会社」と書かれています。でも給与明細に書かれているのは「B派遣スタッフ株式会社」という別の会社名です。保険証の上部にも「B派遣スタッフ」と印刷されています。

ある日、工場のラインで機械トラブルが起きました。A社の上司に相談に行くと「それはB社(派遣会社)に言って」と言われました。B社の担当者に電話すると「現場のことはA社に確認してください」と言われました。誰も責任をとってくれませんでした。

有給休暇を申請しようとしたとき、派遣会社の担当者から「今回の契約期間(3ヶ月)は有給の付与期間に満たないので」と言われました。次の3ヶ月更新のときには「また確認します」と言われ、また3ヶ月が過ぎました。

翌年3月、契約更新の連絡が来なくなりました。担当者からのメッセージには「今期は業務量が減少したため、残念ながら更新はできません」とだけ書いてありました。理由も、事前の連絡も、ありませんでした。

マーさんは「都合よく使われて、用が済んだら終わり」という感覚が、今でも消えないと言います。派遣という働き方を選んでいたつもりが、気づいたら「誰でもない場所にいる人間」として扱われていました。

派遣・直接雇用・業務委託——3つの働き方は、名前が違うだけではありません。雇用の安定性、社会保険の扱い、ビザの継続、有給の付与、すべてが根本的に違います。選択肢を正しく理解してから、仕事を選びましょう。

🏢
派遣社員
直接雇用
📋
業務委託
雇用主
派遣会社
勤務先の会社
自分自身(個人事業主)
給与の支払い元
派遣会社
勤務先の会社
発注会社
社会保険
派遣会社が加入(週30時間超)
勤務先が加入
自分で国民健保・国民年金に加入
雇用の安定性
契約期間あり(3〜12ヶ月更新)
正社員は解雇要件が厳しく安定
契約終了が多く不安定になりやすい
ビザ更新
更新可(ただし次の契約書が必要)
安定した更新実績になる
ビザ申請の審査が厳しい
有給休暇
あり(派遣会社が管理)
あり(勤務先が管理)
なし(個人事業主のため)
残業代
あり(実労働時間分)
あり(実労働時間分)
なし(成果物への報酬)
💡 知っておくべきこと
派遣社員には「3年ルール」があります。同一の派遣先・同一部署で3年以上働くと、派遣会社は直接雇用を申し入れるか、別の部署・企業への異動が必要です。
🎯 あなたのケースは?
初めて日本で就職する
直接雇用(正社員・契約社員)がベスト。雇用が安定し、ビザ更新の実績にもなりやすい。
まず日本語と職場環境に慣れたい
派遣も選択肢。複数の職場を短期間で経験できます。ただしビザ更新時の安定実績として弱くなる場合があります。
ITエンジニア・専門技術職
業務委託は将来の選択肢になりえますが、ビザ申請の審査が厳しいです。まず直接雇用で実績を作ることを推奨します。
グロジョブに掲載されている求人はすべて直接雇用です。派遣・業務委託の求人は掲載されていません。

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