💗 QOL・メンタル
日本のメンタルヘルスと外国人が使える相談窓口
孤独・不安・眠れない夜——一人で抱えないための選択肢
📖 6分で読める📅 2026-07-06
「誰かに話したいのに、話せる人が日本にいませんでした。」
ミャンマー・マンダレー出身のアウンさん(29歳)が、日本に来て6ヶ月が経った頃のことです。2024年3月、東北の食品加工工場で働いていました。
同じ寮に住む同僚とは言葉が通じませんでした。休日でも行くあてがありませんでした。LINEで故郷の家族と話しても、時差があって夜しか繋がれません。仕事のミスで班長に怒鳴られた日の夜、アウンさんはひとりで布団に入り、何時間も眠れませんでした。悲しいのか、怖いのか、怒っているのか——自分でも分かりませんでした。
「メンタルヘルス」という言葉は知っていました。でも「精神科に行く」のはハードルが高すぎる。誰かに「弱い」と思われたくない。言葉の問題もある。何より、相談して「在留資格に影響が出たら」という恐怖がありました。
そのまま3ヶ月が過ぎました。気づけばアウンさんは、仕事以外ほとんど外に出なくなっていました。
日本で孤独を感じやすい外国人労働者にとって、メンタルヘルスの問題は珍しくありません。農業・工場・建設・介護——一人で知らない土地に来て、慣れない環境で働く状況は、精神的な負担が非常に大きいのです。相談することは弱さではありません。使える窓口を知っておくことが、自分を守ることにつながります。
アウンさんが後に知ったのは、日本には外国語で無料相談できる窓口がいくつもあるということでした。電話が怖ければチャットでもいい。夜中でも対応してくれる場所もあります。以下によくある疑問と相談先をまとめました。
❓ よくある質問
Q.「精神科」に行くほどではないと思っています。相談してもいいですか?
A.「眠れない」「気力がわかない」「悲しい気持ちが続く」——これだけでも十分相談できます。精神科や診断書が必要なわけではありません。まず話すだけで気持ちが楽になることがあります。下記の窓口はどんな悩みでも受け付けています。
A.相談した内容が会社や入管に伝わることはありません。医療機関でも、本人の同意なく第三者に情報を提供することは禁止されています。相談して「在留資格が取り消される」ということはありません。
Q.日本語に自信がありません。母国語で話せますか?
A.よりそいホットラインはミャンマー語・ネパール語・英語など多言語対応しています。FRESCでも英語・中国語など10言語以上対応しています。外国人総合相談センター埼玉など地域の窓口でも多言語対応が増えています。
Q.夜中に気持ちが辛くなります。深夜でも相談できますか?
A.よりそいホットライン(0120-279-338)は24時間365日無料で電話相談に対応しています。チャット相談(https://comarigoto.jp/)は16:00〜22:00に受け付けており、書くだけで大丈夫です。深夜は電話、夕方〜夜はチャットが使えます。
Q.会社の人間関係が原因で辛い場合はどうすればいいですか?
A.職場のストレス・ハラスメントが原因のメンタル不調も相談できます。よりそいホットラインは生活全般の悩みに対応しています。FRESCはハラスメントと精神的負担をセットで相談できます。重症の場合は、労災(仕事が原因のメンタル不調)として申請できる場合もあります。
🤝 相談先リスト(無料・多言語・匿名OK)
よりそいホットライン
電話は24時間つながります。チャット(16:00〜22:00)は書くだけで大丈夫。ミャンマー語・ネパール語など多言語対応。
🌐 多言語対応(ミャンマー語・ネパール語含む) ⏰ 24時間・無料
💬 チャットで相談する →📞 0120-279-338
外国人在留支援センター FRESC(法務省)
在留資格・労働・生活全般の相談窓口。ハラスメントと精神的負担も一緒に相談できます。
🌐 英語・中国語・韓国語・ポルトガル語など10言語以上 ⏰ 月〜金 9:00〜17:00
📝 ウェブで相談する →📞 0570-011000
外国人総合相談センター埼玉
生活・労働・心の悩みを多言語で相談できる地域の窓口。関東在住の方に特に利用されています。
🌐 英語・中国語・ベトナム語・タガログ語・ネパール語など13言語対応 ⏰ 月〜金 9:00〜16:00(祝日・年末年始除く)
📝 ウェブで相談する →📞 048-833-3296