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確定申告で取り戻せるお金(外国人向け)

知らなかっただけで、お金は戻ってくる

📖 6分で読める📅 2026-04-26
確定申告で取り戻せるお金(外国人向け)

「7万円、捨てていました。でも、わたしは悪くありませんでした。」

インドネシア・ジャカルタ出身のデウィさん(25歳)は、帰国してから2年後に、日本でいっしょに働いていた先輩からLINEが来るまで、「確定申告」という言葉を聞いたことさえありませんでした。

2022年から2024年の2年間、愛知の自動車部品工場で働きました。給与から毎月「所得税」として引かれているお金がありました。「税金というのは払うものだ」と思っていました。疑問すら持ちませんでした。

帰国後、先輩からLINEが来ました。「確定申告した?」

「確定申告って何ですか」と返しました。

「払いすぎた税金が戻ってくる手続きだよ。デウィの年収だったら、けっこう戻ってくるはず。期限は帰国から——」

デウィさんの申告可能な期限は、その会話の3ヶ月前に過ぎていました。戻ってくるはずだった7万円以上が、永遠に戻らなくなっていました。

デウィさんは悪くありません。誰も教えてくれなかっただけです。

確定申告——これは、実は日本人の多くも正確に理解していない制度です。日本の会社員(サラリーマン)のほとんどは、毎年12月に職場で「年末調整」という手続きが自動的に行われるため、自分で確定申告をしたことがありません。そのため「確定申告はフリーランスがやるもの」というイメージが広がっています。

でも、それは正確ではありません。

年の途中で退職した人・医療費が多かった人・複数の職場で働いた人——これらは確定申告をすることで税金の一部が戻ってくる可能性があります。外国人でも、日本国内で所得があれば申告できます。

そして今は、オンライン(e-Tax)で自宅から完結します。税務署に行く必要はありません。入力画面の案内に従って進めるだけで申告書が完成します。「むずかしい」のは手続きではなく、知っているかどうかの差です。

以下のチェックリストに当てはまる項目があれば、あなたにも税金が戻ってくる可能性があります。

01.年収が400万円以下で、年末調整が行われていない
会社員でも、年の途中で退職した・複数の職場で働いた・フルタイムでない場合は、年末調整が行われないことがあります。還付が発生している可能性が高いです。
02.医療費が年間10万円を超えた
医療費控除があります。病院代・薬代(処方箋)の領収書を保管しておくと申告時に使えます。国民健康保険加入者は特に確認しましょう。
03.社会保険(健保・厚生年金)の保険料を払っていた
社会保険料控除として、支払った金額の一部が所得から差し引かれます。これにより所得税が下がり、還付が増えることがあります。
04.年度途中(1〜11月)に退職・帰国した
退職後に年末調整が行われない場合、払いすぎた税金が残っている可能性があります。源泉徴収票を使って申告することで還付が受けられます。
05.源泉徴収票を保管している
確定申告に必ず必要な書類です。会社に「源泉徴収票をください」と言えばもらえます。帰国前・退職前に必ず受け取っておきましょう。
06.e-Tax(オンライン申告)の存在を知っている
確定申告はe-Taxという国のオンラインサービスで、自宅から申告できます。税務署に行く必要はありません。マイナンバーカードまたは源泉徴収票があれば利用できます。申告書の作成画面は日本語・英語に対応しています。
確定申告の申告期間は毎年2月16日〜3月15日です。ただし、還付申告(税金を取り戻すだけの申告)は1月1日から申告できます。帰国前でも申告可能です。期限を過ぎると還付を受ける権利が失われる場合があります。

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